姑が嫁に言ってはいけない言葉をまとめました。
お姑さんからの心ない一言がキッカケで嫁姑問題が勃発するケースはとても多いです。
明らかな嫁いびり・嫌味以外にも、お嫁さんに何気なく言った一言で孫に会えなくなったり疎遠になってしまった…という事も実はたくさんあります。
嫁は、お姑さんに言われた言葉は一生忘れません。
一体どんな話題が禁句なのか、お姑さんがお嫁さんに言ってはいけないNGワードをまとめてみました!
一発アウトの暴言からチリツモで不快感を与えるもの、悪意に満ちたものから悪気ない一言まで幅広く紹介していきます。
全国のお姑さんの参考になれば嬉しいです。
もくじ
姑が嫁に言ってはいけない言葉とは
姑が嫁に言ってはいけない言葉は以下の通りです。
「孫はまだ?」
嫁姑に関わらず、子どもについての話題はデリケートです。
「孫はまだ?」という催促は絶対にしてはいけません。
お嫁さんは孫を産むために結婚したわけではありませんし、産まなければいけない義務もありません。
全ては夫婦で決める話であって、姑側に息子夫婦の家族設計に口を出す権利は一切ないのです。
今は子どもを生まない選択をするのも珍しくありませんし、色んな理由で子どもを諦めたり、不妊治療中だったり、その家庭で様々な事情があります。
そういった事情に思慮を巡らすことなく、息子の家庭にズカズカ踏み込んでいく姑は100%嫌われます。
孫の催促は絶対にNG!!!どうしても我慢できなくて言いたい場合は、疎遠にされる覚悟で息子さんだけに言いましょう。
「あなたも働いたら?」「仕事まだ続けるの?」
お嫁さんの仕事に関する口出しもしてはいけません。
これは色々なパターンがあって、「なんで働かないの?」「孫は預かるから働きに出なさい」と働かせようとしたり、「子どもほったらかしで働いて」と働いてることに文句を言うケースなど切り口は様々。
いずれにしても、お嫁さんが働くかどうかは息子夫婦で決めること。
金銭的に援助している場合はともかく、そうではないのなら外野が口を挟む問題ではないので何も言うべからずです。
「将来はあなたに面倒みてもらうつもりだから」
将来自分たちの介護をお嫁さんにお願いするのは完全なるNGです。
まず、嫁が義理の両親を介護しなければならないという法的な決まりはありません。
民法877条1項では「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」と定められています。「直系の血族」とは、祖父母や父母、子どもや孫などを指します。
親の介護の必要性が発生したとしても、その義務を負うのはあくまで血のつながった息子や娘たちです。子どもの配偶者であり、あくまで「姻族(婚姻によってできた親戚)」である嫁には、義理の両親を介護する義務はありません。
「長男の嫁が義父母の介護をするのは当たり前」、「同居している嫁が介護するべき」などという考え方は、法律上は存在しないのです。
介護の主体はあくまで実子である息子さんやその兄弟姉妹。
間違ってもお嫁さんに介護を頼むのはやめましょう。
「(孫の欠点を)あなたに似たのね」「うちの家系にはいないわ」
アトピーやアレルギーなどの体質面や発達に関することなど、お孫さんの良い点以外を全部お嫁さんのせいにするのもNG。
理由は自明、言わずもがな非常に失礼です。
とにかくどちらかのせいにするという考え自体が全くの無意味で、無神経の極みです。
お嫁さんやその親族だけでなく、話の過程でお孫さんのことも傷付けている可能性大!!
わざわざ書くのがアホらしいくらいですが、平然と言ってのける姑が多いのが現実…。
どうかそんな姑が絶滅しますように。
「孫がかわいそう」
何かにつけて「可哀想」と言うのも、言われた側は気分が良いものではありません。
よく聞くところはこのあたり↓
- 靴下履かせないの?素足なんて可哀想
- 保育園に入れるなんて可哀想
- 一人っ子なんて可哀想
- (月齢に合わない食べ物などを)食べさせてもらえないなんて可哀想
いずれも昔の価値観、ないしは姑の個人的な感覚に基づくものです。
今と昔では常識が全く異なります。例えば靴下は、赤ちゃんは足裏で体温調節しているので常に靴下を履かせる必要はないというのが今の育児。
保育園や一人っ子云々は、もっと現代事情を知って価値観をアップデートして下さいとしか言いようがありません。
食べ物に関しても、月齢に合わないものを無理に食べさせるほうが可哀想です。
何より可哀想という言葉は、日々子どものことを第一に考えて育児している母親を「親としてなっていない」と否定する言葉です。
自分の勝手な価値基準で、赤ちゃんを可哀想な子にするのはやめましょう。
「長男の嫁なんだから」「嫁にきたんだから」
家制度が廃止されて75年経ちますが、高齢者の間ではいまだに「嫁にもらった」「長男の嫁」「跡取り」といった古い考え方が根強いです。
しかしこれをお嫁さんに求めるのは当然NG。
息子さんもお嫁さんもお互いの実家を出て、新しく戸籍=家族を作るというのが現代の婚姻制度。
夫側の一族にお嫁さんが加わったのでは決してなく、お嫁さん側にも「嫁に貰われた」認識はありません。長男云々に関しても、結婚した人がたまたま長男だっただけです。
妻が夫の家に入る時代はとっくに終わっています。
「長男の嫁だから」「嫁にきたんだから」を枕詞に、同居・介護・親族付き合い・墓守や法事などを押し付けるのはやめましょう。
「孫をよろしくね」「孫に風邪引かせないでね」
お嫁さんに孫の子育てをよろしく頼んだり、体調面に気を遣うよう言うのもNGです。
お嫁さんからしたら自分の子どもを育ててるだけで、義母からお願いされなければならない理由がないからです。
義母によろしくされなくても自分の子どもなのできちんと育てますし、風邪だってそりゃ言われなくても親なので引かないように気を付けています。
引かせないでねと言われても、母親の不注意で引くものでもありませんから引く時は引きます。
いずれにしても、祖母である義母に、まるで孫の親であるかのような目線で注意される筋合いはないのです。
孫=私のもの!と考えてるお義母さんに多いこのトンチンカンな善意…。
非常にズレているのでやめましょう。
「息子に○○してあげてね」
「息子を休ませてあげてね」「息子に○○食べさせてやってね」のように、息子さんの世話をお嫁さんにお願いするのも駄目です。
息子さんはもういい大人です。結婚して所帯を持っています。
赤子のように甲斐甲斐しく世話してやらねばいけない存在ではありませんし、嫁にとって息子さんはともに家庭を築いていくパートナーです。
休ませてやって・家事させないで系の発言も、共働きでも平然と言ってのけるお姑さんの話もよく耳にしますが共働きで家事育児しない男性はお荷物以外の何物でもありません。
家事も育児も、夫婦で支え合うのが現代のスタイル!
間違ってもお嫁さんに息子さんの世話をお願いするのはやめましょう。
「誰々の孫は○○できるのに」
孫を他の誰かと比べて下げる発言も論外!
わざわざ理由を書く必要もないと思いますが、「○○さんのお姑さんは余計な口出ししなくて、お金もたくさん出してくれるのに〜」と言われたら嫌な気持ちになりませんか?
孫を傷付ける祖父母に会わせたいと思う親はいません。
疎遠一択となりますので、孫を比較するのはやめましょう。
(休みの度に)「いつ帰ってくるの?」
まるで帰省するのが当然かのように日程を聞くのもNGです。
休みの度に帰省するのは決して当たり前ではありません!
どう過ごすかを決めるのは息子夫婦です。
家族での外出や旅行、お嫁さんの実家に帰省するなど沢山用事がある中、息子夫婦が善意で休みを削って、身銭を切って立ち寄ってくれているのです。
それをさも義務かのように、帰ってくる前提で聞いてくるお姑さんにはウンザリします。
休みのたびに「いつくるの?」などと聞かず息子さんからの連絡を待つか、「無理せず帰省しなくてもいいんだよ」といった声がけが非常に感謝されます。
帰省がないのも寂しいですが、そうやってこちらを尊重してくれるお姑さんのもとには自然と足が向くのではないか…と個人的には思います。
「○○してあげる」
嫁姑に限った話ではありませんが、頼まれてもいないのに「○○してあげる」と言うのも恩着せがましく聞こえます。
例えば以下のようなもの↓
- 孫を抱っこしててあげる
- ミルクを飲ませてあげる
- 産後手伝いに行ってあげる
- 預かってあげる
お姑さんは善意のつもりかもしれませんが、頼まれていない=お嫁さんは抱っこしてほしい・手伝ってほしいと思っていないのに「あなたのためにやってあげる」という言い方で頻繁に手を出されたら、感謝の気持ちよりもイラッとした感情が湧き上がるのは自然の反応でしょう。
いやいや頼んでませんよ、の一言に尽きます。
たまになら流せても、あまりにも頻繁で、しかも余裕のない産後に繰り返されるとイライラも大きくなってしまいます…。
頼られたい・感謝されたい気持ちが強いお姑さんに多いです。
しかし、その承認欲求はただの自己満足。他人を使って満たしてはいけません。
ここは普通に「抱っこしてもいい?」「手伝おうか?」といった聞き方のほうが良いかと思います。
「ママに怒られるよ」
孫がよくない行動をした時に、「ママに怒られるよ」といった叱り方もNG。
誰かに怒られるからやってはいけないわけではありませんし、ママにはまるで自分が悪者にされているように聞こえて嫌な気分になりますね。
「自分は孫に嫌われたくないから、ママを悪者にしよう…」的な潜在意識すら感じてしまう一言です。
頻繁にこの叱り方をしたり、同居の場合は特に子どもの教育上良くありません。
孫が何かいけない事をしたら、ダメな理由をしっかり説明するのがベストです。
「母乳?ミルク?」「おっぱい足りてないんじゃない?」
母乳について挨拶感覚で聞いてくる祖父母世代は多いですが、これもまたデリケートな話なので聞かない方が無難。
正直母乳だろうがミルクだろうが義母には関係ない話です。
聞いてそこで納得するならまだマシですが、その後に「母乳/ミルクにしたほうがいいわよ!」といった余計なアドバイスがついていたら完全にアウト!
「おっぱい足りないんじゃない?」「ミルク足したら?」などといった無神経な一言も重なると、もうそこで心のシャッターが下ります。
断乳卒乳も含め、授乳に関することは非常にデリケート。安直に聞くのはやめましょう。
「本当の娘だと思ってる」「家族なんだから」
経験上、これを言うお姑さんは100%地雷です。
言ったとしても距離感さえ守ってくれればいいのかもしれませんが、「家族なんだから」を免罪符にグイグイと距離を縮めてくるお姑さんはとても多いです。
そういったケースの場合、この言葉は鳥肌モノ…!!
お嫁さんは他人です。お互い息子さんを通じて繋がっただけの縁です。
この前提を忘れて血の繋がった家族と同じ距離感で詰め寄ってしまうと、100%拗れるので気を付けましょう。
姑が嫁に言ってはいけない言葉…守るべきポイントとは
お姑さんがお嫁さんに話しかけるとき、守るべきポイントは以下の通りです。
- 息子の家庭事情に口を挟まない(出産、育児、仕事、住まいetc)
- 育児に口出し、要らぬアドバイスはしない(自分の価値観を押し付けない)
- 同居や介護を望まない
- 嫁や孫を他の誰かと比較しない
- 親しき仲にも礼儀ありを忘れない
一言でいえば「息子の家庭を尊重する」という点に尽きます。
出産・育児や孫の教育方針、仕事、住む場所や家など、息子の家庭の事はすべて息子夫婦が決めること。
例えお姑さんの意にそぐわない内容だったとしても、息子夫婦がお互い納得していれば何の問題もないのです。
なので、何か言いたいことがあってもぐっとこらえて飲み込みましょう。
息子の家庭は別家庭であるという、この一線をしっかり認識しているかどうかで嫁姑の仲が決まると言っても過言ではありません!
嫁姑では「親しき仲にも礼儀あり」が何よりも重要な言葉です。
親密過ぎて節度を失うのは不和のもとだから、親密な中にも礼儀を守るようにせよ。
広辞苑
息子の家庭といえど遠慮と配慮を忘れず、常に「これを言ったら相手はどう思うか?」という視点を持ち続けることで、何気ない一言からの不和を避けられるのではないでしょうか。
姑が嫁に言ってはいけない言葉まとめ
姑が嫁に言ってはいけない言葉をもう一度まとめると以下の通りです。
- 「孫はまだ?」などの催促(性別などへの文句要望も×)
- 「仕事したら?」「やめたら?」といった家庭事情への口出し
- 「将来はあなたに面倒みてもらうつもりだから」などの介護の押し付け
- 「(孫の短所を)あなたに似たのね」「うちの家系にはいないわ」
- 「孫がかわいそう」
- 「嫁に来たんだから」「長男の嫁なんだから」
- 「孫をよろしくね」
- 「息子に○○してあげてね」
- 「誰々の孫は○○できるのに」といった孫比較
- 「○○してあげる」
- 「ママに怒られるよ」
- 「母乳?ミルク?」「おっぱい足りないんじゃない?」
- 「本当の娘だと思ってる」「家族なんだから」
中には一発アウトの暴言もありますが、一言一言は些細なように感じるようなものもあるかもしれません。
文字面では小さな発言のように思えても、会う度に何度も言われたり、その他の色々な積み重ねと合わせると塵も積もればで大きなストレスになります。
この積み重ねが本当に侮れなくて、最初のうちは我慢して流しているつもりでも不快な思いというのは心のどこかにどんどん蓄積されていき、いつかは限界を迎えます。
そうなった時、覆水盆に返らずという言葉の通り、孫を会わせない・絶縁といった最悪の結末になることも十分にあり得るのです。
悪気のない一言で不和を生まぬよう、「親しき仲にも礼儀あり」を常に意識する事が嫁姑関係において最も重要であると感じます。
以上、姑が嫁に言ってはいけない言葉のまとめでした!